やさしくわかる酵素の教科書HOME » 酵素とは?基本のキ

酵素とは?基本のキ

「酵素って最近よく目にするけど、一体何が体に良いの?」、「本当のところどうなの?」と気になっている方は、多いのではないでしょうか。

そこで、酵素について知りたい方に、改めて人には聞けない基本情報「酵素の基本のキ」をまとめました。酵素を試す前に、ぜひ参考にしてみてください。

酵素とはなにか

酵素

水分を除き、体の殆どを占めるタンパク質は、体を構成する主要な成分です。そのタンパク質のうち、特定の反応を触媒するものが酵素。酵素は消化と代謝に関わり、人の生命活動を支える重要な物質です。

生き物は体を動かすためにエネルギーを必要とします。手足を動かすのも、しんぞうなど臓器が働くのも、酵素が代謝の科学反応を触媒するからなのです。

筋肉を動かすエネルギーがなければ体は動かないし、脳のエネルギー源を取り込むことができなければ、自分の意思で体を動かすこともできません。

食事をして体を構成するタンパク質を作るのも、酵素の力がないと成り立ちません。生きていくために必要不可欠な存在が、酵素です。

酵素についてアレコレ知りたい!

酵素は生命の維持に欠かせない物質

酵素とはたんぱく質の一種で、生体の維持に必要なもの。ざっくり言えば、特定の仕事を行うための触媒になる化学物質です。生体内で行われる代表的な化学反応が代謝です。

人は代謝により、食べ物をエネルギーに変えたり、体に必要な物質を作り出します。ですが、酵素がなければ、食べ物をエネルギーとして取り込むことはできないし体に必要な物質を合成することもできません。

毒の分解にも酵素は関わっています。薬物代謝酵素は肝臓に特に多く存在し、毒素を分解し排出するときに使われます。

酵素がないと、生き物は生命活動が維持できないのです。非常に重要な役割を持っていることをまずは理解しましょう。

体で作られる酵素は、個人によって違いがある

酵素は体の中で作られるものと、食物に含まれる食物酵素があり、体内で作られるのが消化酵素と代謝酵素です。

体内には、酵素と結合することで酵素が働く場所が数多く存在します。例えば胃には食べ物を消化するための酵素、肝臓には、アルコールを代謝する酵素があり、酵素の種類ごとに一つ一つ異なる役割があります。

ただ、全ての人、全ての生き物が同じ酵素を作り出しているわけではありません。飲酒を例に説明すると、アルコールを摂取するとなかなか酔わない人、お酒に強い人、全く受け付けない人と個人差があります。

この差を生み出すものが遺伝によるもので、体の中で生み出される酵素の違いによるものです。アルコール代謝酵素の種類で代謝にかかる時間が異なり、また酵素を持たない人はアルコールを分解することができません。

年齢と酵素の関係

加齢とともに、脂っこいもので胸焼けするようになったり、アルコールに弱くなったりするのは酵素が年齢とともに減少していくからです。

逆に若年者はアルコールを分解する酵素をうまく働かせることができません。赤ちゃんは消化酵素が十分に働かないので、大人なら分解できるボツリヌス菌でも中毒になる可能性があります。

成長期が終わり、体がしっかり作られた頃が、作られる酵素の量が最も多く活性化しやすい状態となります。

酵素を活性化させるには

身体の中にある酵素は、様々な物質と結びついて反応を起こします。そして酵素は、そこにあれば常に反応を起こすわけではありません。

酵素は温度やPHの影響を受けやすい物が多いので、アルカリ性や酸性を取り込みすぎないようにしましょう。

酵素は熱に弱いため、生野菜や発酵食品からの摂取がよいでしょう。健康食品を選ぶならサプリメントやペーストのものがおすすめです。調理によって酵素が失われていないか心配する必要がありません。

酵素を食べれば、酵素が作られる?

体内で作られる酵素を直接食べても、結局はタンパク質ですからアミノ酸に分解され特定の酵素を作ることにはつながらないという考え方が主流です。

では、酵素を持つ食べ物を摂取することは無意味かというと、そうでもありません。

消化酵素を含む食物を食べることで、体に特定の消化酵素を作らせることはできませんが、消化酵素を持つ食物を食べると、消化を手助けすることができます。

消化を助けてくれる有名な食べ物が大根おろしです。大根には複数の消化酵素が含まれていて、生で食べることで消化を助けてくれます。

うまく活性化しなかったり、減少してしまったりした酵素を補うことはできるのです。

食物酵素と腸内環境

積極的に質の良い酵素を摂取すれば、腸内環境を整えやすくなります。腸内で働く菌として有名なのが、ビフィズス菌やこうじ菌です。どちらにも酵素が含まれ、大腸で発酵を手助けしてくれます。

便秘になりやすい人や、お腹を壊しやすい人は酵素によって腸内環境が改善されやすくなります。

全ての酵素が働くほど体に良い?

酵素の活性が失われ、反応を起こさなくなることを失活と呼びます。

ですが、全ての酵素が活性化していることが全ての人にとっていい状態とは限りません。健康状態によって、特定の酵素の働きを抑えたほうが体に良いこともあるからです。

高血圧の人は、血圧を上昇させるアンジオテンシンの働きを抑える酵素阻害薬を使うことがあります。その一方で、薬物の代謝を阻害することで薬の副作用が強く出ることもあります。

薬を服用している人がサプリメントなどで酵素を摂取する際は、医師に相談してからにしましょう。

酵素の種類

酵素の種類は、1つだけではありません。どれくらい種類があって、どのような働きがあるのか、リサーチしました。

大きく分けられる酵素の種類の中でも、特に大切な「消化酵素」について、代表する「アミラーゼ」・「プロテアーゼ」・「リパーゼ」を個別に紹介。それぞれが、体にどのように役立ってくれるのかをまとめています。

消化酵素の働きを詳しくみる

酵素が多く含まれる食べ物とは

酵素は、体から分泌されるだけではなく、食品から摂取することもできます。せっかく食品で取り入れるなら、多く含まれているものを選びたいですよね。

一体どのような食品に酵素が多く含まれているのか、一覧で掲載していますので、ぜひ食生活改善のためにお役立てくださいね。

酵素が含まれる食べ物を詳しくみる

効果的な酵素の摂取方法について

酵素を多く含む食品を、ただ摂取すれば体に役立つというわけではありません。酵素のパフォーマンスを最大限に発揮してもらうためには、実は摂取方法にいくつかのポイントがあるのです。

覚えておきたい情報をまとめていますので、酵素を食事から取り入れたい方は、ぜひ目を通してください。

酵素を効果的に取る方法とは?

【番外】酵素不足をセルフチェック

酵素について知識を深めたいと思っているそこのあなた。まず、自分自身の体に酵素は足りていますか?

体の状態を知りたい方必見!あの症状も、実は酵素不足が原因だった?セルフチェック表を用意していますので、今すぐトライしてみてください。不足するとどうなるのか気になる方も必見です。

まずはセルフチェックをしてみる

手作り酵素ドリンクで楽しく酵素を取り入れよう

摂取するのが簡単で毎日続けやすい酵素ドリンク、手作りできるって知っていましたか?酵素を取り入れた食事を毎日作るのは大変ですが、酵素ドリンクなら簡単に摂取できます。

ここでは、基本的な作り方やおすすめのレシピ、実際に自家製酵素ドリンクを飲んでいる方の口コミなどを紹介しています。

酵素ドリンクを手作りする方法

酵素栄養学

酵素栄養学について理論を打ち出した、エドワード・ハウエル氏。彼の唱えた理論や酵素の重要性について詳しく解説しています。酵素栄養学の歴史から酵素の効果や信ぴょう性を詳しく知って、正しい酵素選びの参考にしてください。

酵素栄養学

「酵素の基本のキ」を知ることができたら、あとは実践のみです。毎日の生活の中に酵素を上手に取り入れ、体に優しい健康的な毎日を実現させてくださいね。

酵素の特徴

酵素の特徴について、もう少し深く掘り下げていきましょう。

酵素は一種類だけではありません

酵素

酵素とは、一種類に対し一つの活動しかできません。

例えば、体を動かすための酵素は体を動かす役割しかありませんし、呼吸をするための酵素は呼吸をする役割しか持っていません。体の様々な機能の分だけ、酵素の種類も存在するのです。

現在、確認されている酵素はおよそ3,000種類です。しかし、酵素を大きく分けた場合、主に二種類に分類できます。

一つが、栄養素の消化を行う、「消化酵素」です。これは食物を消化し、体に必要な栄養素に分解させる役割を持っています。デンプンならばブドウ糖、タンパク質ならアミノ酸といった具合に、体に栄養として吸収されるように細かく分解します。

そして、その摂取した栄養を体中に行き渡らせるのが「代謝酵素」です。代謝酵素により、新陳代謝が可能となり、栄養素を有効活用できるようになります。新陳代謝が活発になると、体には様々な効果があります。

体内の毒素を汗や尿によって排出しやすくなり、健康体になりやすくなったり、免疫力を高めて病気になりにくくなったりといった効果が期待できます。お酒の強い弱いも、アルコールを分解する代謝酵素が多いかどうかで決まります。

なお、酵素は人によって発生量が定まっており、体外から摂取することはできません。しかし、消化酵素などを経口摂取することにより、胃腸内の食物の消化を手助けすることができます。

大根おろしを食べることによって消化が良くなるというのは、大根に含まれた消化酵素が胃腸内の食物を酵素の力で消化しているからなのです。

熱に弱い

酵素は、アミノ酸、つまりタンパク質によって構成されています。そのため、酵素は熱に弱く、50~70度程度の熱によって変質してしまい、その役割はなくなってしまいます。

もし、食べ物から酵素を摂取したいと考えるのであれば、大根おろしや刺し身のような生で摂取できるものか、もしくはサプリメントを使って摂取することになります。

酸性・アルカリ性に弱い

上記と同じ理由で、酸性・アルカリ性にも弱いのが、酵素の特徴です。

しかし、ペプシンという消化酵素は例外であり、腸内を酸性に保つために働いています。このペプシンがあるからこそ、人間はタンパク質が分解できるのです。

壊れやすいので工夫が必要です

以上2点の理由から、酵素は壊れやすいということがわかります。よって、壊れないために様々な工夫をしなければなりません。

例えば、上記したように生で食べたり、サプリメントを飲んだりするのは基本であり、発酵食品を食べるというのも酵素を摂取するのに有効な手段の一つです。

生で大量に食べて摂取するのであれば、ジューサーなどで分解して飲むことで大量に摂取できます。

意識し、工夫することで、酵素は摂取しやすくなります。いろいろ調べて、効率的な酵素の摂取を行いましょう。