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プロテアーゼ

プロテアーゼとは~消化酵素の頼れる力~

ここでは、プロテアーゼの特徴を紹介していきます。

タンパク質を分解する酵素

プロテアーゼとは、タンパク質を分解するための消化酵素です。
プロテアーゼは、細かく分類していくと「アクチニジン」「フィカイン」「パパイン」「ブロメライン」など様々ありますが、これらはすべてプロテアーゼとして括られています。
タンパク質は、アミノ酸がペプチドと呼ばれる物質によって結合されているもののことを差します。これをペプチド結合といい、このペプチド結合を分解してアミノ酸にするのがプロテアーゼです。
プロテアーゼによってタンパク質が分解されることで腸内での消化が促進されます。
人体にとっても重要な消化酵素の一つなのですが、プロテアーゼは他にも様々な用途に活用され、我々の生活において大きな助けとなっています。

胸焼けや胃もたれにも効果がある

プロテアーゼによってタンパク質の消化が促進するとどうなるかといいますと、胃腸の負担が大幅に下がります。 胃腸による消化は体内の中でも非常に多くのエネルギーを消費する行為であり、胃の中で5時間、小腸の中で8時間ほど時間をかけてゆっくりと消化します。
消化に伴い消費するエネルギーはフルマラソンに匹敵するほどといわれており、食べれば食べるほど消化にかかるエネルギーは増えます。中でも、肉類の消化は約24時間以上かかるとされており、食べすぎることによって消化不良を起こし、胃もたれや胸焼けを起こしやすくなってしまうのです。
それらを解決してくれるのが、プロテアーゼです。
サプリメント、あるいは食品でプロテアーゼを摂取することで、胃腸内の肉類の分解を促進し、胃腸内の負担を大幅に減らしてくれます。

大根おろしとはちょっと違う~分解する栄養素の違い~

消化酵素といえば大根おろしを連想する人は多いと思われます。 事実、大根おろしが消化に良い理由は、大根おろしに含まれている消化酵素が働いているからです。しかし、大根おろしで消化できるのは、タンパク質だけではありません。
大根おろしはリパーゼ、そしてアミラーゼもおおく含まれています。
この2つはプロテアーゼと同じく消化酵素の一種であり、リパーゼは脂肪分を分解し、アミラーゼはデンプンを分解します。この2つの酵素は主にダイエット時に飲む酵素に含まれていることが多く、特にリパーゼは人気が高いです。 秋のサンマに使用されている大根おろしは、細切れにすりおろすことでより酵素の量が増え、脂肪分の分解に対して高い効果を発揮してくれます。
なお、大根おろしの酵素量はおろしたての時が一番多く、加熱したり一日放置したりすることで酵素量は著しく減少してしまうので注意しましょう。

化粧品や洗剤にも利用されています

プロテアーゼは、食品以外にも多く利用されています。中でも最たるものは、化粧品や洗剤です。
テレビのコマーシャルなどで「酵素パワーで汚れを分解」という言葉を聞いたことがないでしょうか。あれは、酵素の力によってタンパク質の汚れを分解させているからなのです。
化粧品に関しても同様であり、酵素の力で表面の古い角質を分解させてツルツルの肌にすることができるのです。

タンパク質分解酵素が含まれる食べ物はこれ!

ここでは、プロテアーゼが多く含まれている食品を紹介していきます。胃もたれが気になる場合は一緒に食べたり、食後に摂取したりといろいろな工夫をしてみましょう。

果物

  • パイナップル、メロン、梨、アボカド、パパイヤなど
  • この中で有名な果物といえば、やはりパイナップルです。また、プロテアーゼの一種であるパパインは、パパイヤから見つかったことが由来とされています。

    調理方法の一例:中華料理屋などで酢豚にパイナップルが入っているのを見たことがないでしょうか。あれはパイナップルに含まれる酵素の力で豚肉を柔らかくすることが主な目的で使用されています。他にも生ハムメロンがありますが、こちらは酵素の効果よりもハムの塩味とメロンの甘味をそれぞれより引き立たせることを重視しています。
    メインではなくスイーツとして摂取したいのであれば、ヨーグルトを使いましょう。後述しますが、ヨーグルトにも酵素は豊富に含まれているため、一緒に食べることでより美味しく食べることができ、多くのプロテアーゼも摂取できます。

    野菜

  • しょうが、大根、セロリ、ピーマン、にんにくなど
  • 中でも有名なのは、やはり大根です。大根おろしは他にも消化酵素が豊富に含まれているため、サンマのみならず和風ハンバーグなどの料理に使われています。

    調理方法の一例:加熱することで酵素が壊れるので生で食べるサラダがメインですが、他にも、薬味として活用することもできます。
    例えば大根おろしに唐辛子を混ぜることによってもみじおろしになり、料理に彩りを持たせられる他、カプサイシンによって脂肪燃焼効果がつきます。また、しょうがやにんにくも薬味として活躍することが多く、ステーキの付け合わせやソースに用いられることが多いです。発酵食品である醤油と一緒に使うことで、プロテアーゼを多く摂取することができます。

    その他

  • 納豆、ヨーグルト、舞茸、味噌など
  • 主に発酵食品が多く、中でも大豆製品は発酵させることによって大量の酵素が生まれます。

    調理方法の一例:味噌で酵素を摂取しようとした場合、基本的に味噌をそのまま活かした調理を行なうことになります。しかし、味噌汁は加熱してしまうので酵素が壊れるため、主に加熱しない調理方法に限定されるので注意しましょう。ヨーグルトもプロテアーゼが多く含まれる食材として有名であり、カレーなどでヨーグルトを使用する場合、予め肉に漬け込んでおくことで柔らかくすることができます。そして、使用したヨーグルトはそのまま調理に活用できます。ヨーグルトの酸味がカレーに調和し、よりいっそう引き締まった味になります。なお、味噌汁と同じくヨーグルトは加熱することで酵素が壊れますが、肉を柔らかくする目的だけならば加熱前に揉み込んでおくことで十分効果を発揮してくれますし、栄養価も高くなるのでおすすめです。

加熱処理にご注意を

プロテアーゼも酵素なので、やはり加熱してしまうと酵素は壊れてしまいます。
ここで注意したいのは、缶詰です。缶詰は保存が利くため加熱処理されているので、パイン缶などでパイナップルを食べても思ったような効果を得ることはできません。そのため、果物からプロテアーゼを摂取したいのであれば加熱処理されていないフルーツをそのまま購入・使用することになります。
野菜も同様であり、煮物や炒め物にすることで酵素が壊れてしまうため、主な摂取方法は薬味として使うか、サラダにすることになります。
発酵食品はそのまま食べることができるのでそこまで困ることはありませんが、味噌汁などにすると加熱してしまうので、少々工夫が必要になります。
どうしても効率的に摂取したいのであれば、サプリメントの使用もおすすめです。サラダやフルーツをそのまま食べたほうが多めに摂取できますが、量やコスト面を考えるとサプリメントの摂取は低コストであり、効率的です。 最近あまりサラダやフルーツを食べていないというのであれば、使用してみましょう。